今回は会津暖家さんの「広告」をご紹介します。
「広告」というと一般的には宣伝活動全般の、例えば折込チラシやホームページやOOHなども含めたいわゆるプロモーションを指すと思います。しかし本サイトでは便宜上、「新聞・雑誌・webサイト・タウン誌などのメディアに掲載する狭義の広告」を紹介するとき、「メディア広告」と言わせてください。
まあそんな難しいことはどっちでもいいのですが、とにかく今回は地元の某週刊タウン情報誌に掲載した広告のご紹介。
この画像単体だと大きさその他よくわからないと思いますが、だいたいB5くらいです。
広告主は建築屋さんの会津暖家さん。
完成見学会を開催するにあたり、広く告知・集客するためにこの広告を出しました(これを掲載した情報誌の他にも数誌に、ひと回り小さい広告を出しました。また住宅情報サイトでも告知しました)。
結果を言うと、具体的な数は伏せますが、かなりの集客ができた2日間だったそうです。よかったです!
広告を作る側の私には、特に嬉しい時が3回あります。
1回目は、お客様にお仕事のご注文をいただいたとき。
2回目は、お客様に作ったものをご満足していただけたとき。
3回目は、お客様の求める「結果」を広告によって出せたとき。
もちろん1番嬉しいのが3番目で、いくら2番目まで行っても結果が良くなければ、意味がなくなってしまいますので。だからこの会津暖家さんのような事例は本当に嬉しいです。
ただ正直、広告って百発百中にすることは難しいと思います。広告を出しても結果がかんばしくない、それにはいろいろと理由があります。
1、掲載のタイミングが悪かった。
2、掲載した媒体の選択が良くなかった。
3、広告に載せる内容の選択が適切でなかった。
4、広告のデザインが効果的に働いていなかった。
5、そもそも売ろうとしている商品がイマイチだった。
他にも競合他社ほか外的要因なども影響しますし、広告の成功を阻む障害はたくさんあると思います。しかしこの1~5に限って言うと、1~4は私ども広告制作をする者のせいです。逆に言うと、広告制作会社次第で良い方向に行くということです。これからもそれを肝に銘じて、百発百中の広告を目指していきます!
しかし今回の会津暖家さんのように「そもそも売ろうとしている商品が素晴らしかった」という場合は、とてもやりやすいです。
会津暖家の家長・齋藤さんは、「断熱住宅・断熱リフォーム専門店」という、まずターゲットを絞った戦略を据えました。それに合わせて屋号を「会津暖家」としてイメージをわかりやすくしました。そのおかげで、まだ歴史は浅いのですが、断熱住宅に興味を持っている方々の注意をだいぶ引くことができていると言えます。実際、作る家々は軒並み非常に高性能です。広告を見てわかるように数値も素晴らしいですよね。
ターゲットに合わせて売るものを絞るということ、実はほとんどの方ができていません。かく言う私も同様です。まずそこができるのが齋藤さんの凄いところだと思います。さらにもっと褒めると(笑)、齋藤さんの立派なのは自分の売っているものに自信と誇りを持っているところです。それによって情熱も湧き、意欲的に勉強も進んでできるし、お客様にも胸を張ってお勧めできるのだと思います。
それらをまず振り返ってみることが、良い商品を売るための一歩なのでしょうね。
私もまずは振り返ってみます。いつか「当社は○○広告専門です!百発百中お任せください!」と、胸を張れるように。
<山田>